足尾の松木地区が黄色一色に染まる季節が到来しました。エニシダです。

エニシダはマメ科の植物で、漢字で表記すると「金雀枝」と書くそうです。・・・読めませんね。
エニシダは地中海沿岸に多く見られる植物で、和名の「エニシダ」は英語名の「ジェニスタ」が転訛したものと言う説があるようです。古くはハプスブルグ家とも深い関わりがある植物とのことです。

エニシダはニセアカシアなどとともに、煙害等の影響で荒廃してしまった足尾の緑化に用いられた植物のひとつです。エニシダの繁茂する黄色い斜面は、本来あるべき自然の姿ではないのかも知れませんが、これも足尾の自然環境を物語るひとつの形なのかもしれません。

・・・と、書きかけていたら毎日新聞に興味深い記事が掲載されておりました。
以下、原文のままです。
《エニシダ:満開で困った 外来種、繁殖力強く--日光・銅親水公園周辺の山肌/栃木》
日光市足尾町の銅親水公園周辺の山肌が一面黄色い花で覆われている。煙害や山火事ではげ山となり、植林・緑化事業が進められている山肌が、5~6月にはカラフルな衣装を身にまとうが、植樹関係者にとっては悩みの種となっている。
黄色い花はエニシダ。県日光治山事務所などによると、根の張りが強いことから、斜面の崩落防止や早期緑化を目指し、約15年前から数年間、種を土などと一緒に入れて斜面にまかれた。現在では約5メートルの高さまで成長している木もある。当時は国内で多く取り入れられた緑化方法だったが、エニシダが地中海原産の外来種であることなどから、使用されなくなった。
「山としては不自然」と、頭を悩ませているのが、現地で植樹活動を13年間続けているNPO法人「足尾に緑を育てる会」の神山英明会長。元々足尾になかった植物だが、繁殖力が強く、生息域も広げており、「害獣と同じ。増えて困った」と頭を抱えるが、打つ手はないのが現状だ。
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緑化開始時はきっと最善の手法だったのでしょう。なかなか難しい問題ではあります。